発音の練習というと、英会話スクールに通って外国人ネイティブの先生の指導を受ける必要があると考えている人は多いのではないでしょうか。
そこで、安価に自宅で出来る方法をいくつかご紹介したいと思います。
自分でできる!発音の練習方法
フォニックス(Phonics)を学ぶ
まず第一にフォニックス(Phonics)を学ぶということです。
フォニックスというと、英語を母国語とする国でも幼児期頃から学ぶアルファベットの発音方法で、単語の読み方を学ぶ代表的な方法です。
例えばBを「ビー」と読むのではなく「ブッ」、Iを「イ」、Gを「グッ」(これらの音はカタカナでは表せないので、正確ではありませんが、イメージとして)、3音合わせて「ビッグ」になる、という考え方です。
フォニックスを知っていると、そのルールにしたがって多くの単語を初見でも発音することが出来ます。
ただし、サイトワードといって、そのルールにのっとっていない、つまり読み方を知らないと発音できない単語も多くあります。正しいフォニックスの音を知っていると、一語一語正しく発音する意識がうまれます。
Youtubeを利用する
フォニックスは音声とともに学習する必要があるので、一番簡単な方法がYoutubeです。
Youtubeで「フォニックス」「phonics」と検索すると多くのビデオがヒットします。その多くが子供向きではあると思いますが、ここは学習のためなのであまり気にせず。特に口の動きと音声が同時に見られるようなものがおすすめです。
家にお子様がいらっしゃる場合はフォニックスのDVDを一本購入することを考えてみてもいいかもしれません。
私のおすすめはLeap Frogの「Letter Factory」で、子どものために流していたのですが、繰り返し観る(聞き流すことが多かったです)ことで、正しい音を学びなおすことが出来ました。正しい音を知ることが、発音練習の第一歩です。
第二段階として、フォニックスを意識しながら単語を音読します。
私のおすすめはDr.Seussシリーズです。ライミングといって、韻をふんでいるのが特徴の本が多いですが、子ども向きの簡単なものが練習用には良いと思います。
たとえば”HOP ON POP”などです。わざわざ用意するのも、というのであれば、お手持ちの教材や本の中から出来るだけ簡単な内容のものを選ばれると良いと思います。
韻をふんでいるので、語尾は同じ音でも初めの子音1音だけで全く別の音になることがよく分かり、1音1音丁寧に発音する訓練には最適です。
Google翻訳を使う方法
他にもGoogle翻訳を使う方法もあります。
英語の音声から日本語に翻訳する設定にしておき、実際に自分が単語を発音してみて、Googleが正しい日本語に訳してくれるか確認することが出来ます。
100%完璧な精度というわけではないですが、かなり参考になります。
シャドーイング
最後にシャドーイングも非常に有効です。
これは、単語1語1語だけでなく、英語を相手に伝えるという点で非常に重要なイントネーションを学べるということです。
音声が聞こえたままに、相手の声にかぶせるように、少し遅れて同じことを発音する(話す)練習です。
実際に外国の方と話すときには、単語の音だけでなく、単語や文の中でどこを強めるのか、弱めるのか、アクセントが重要になるので、シャドーイングはかなり有効な練習方法です。
音声付のお手持ちの教材があればどれでも練習になりますし、こちらもYoutubeを使えば自動で英語字幕を表示させることができるビデオが多くあるので、後から内容を確認することが出来ます。
まずは無料のツールを利用して始めるべき
いきなり教材を購入しても、続けることが出来なければ余計にモチベーションが下がることもあります。
なのでまずはYoutubeなど無料のツールを使って、お気に入りのコンテンツを見つけることがおすすめです。
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